宮田 雄二郎 准教授


建築構造工学研究室


Photographs: Hiroshi Aoki


建築構造技術の目的は、耐震性、耐久性が高く安全な建築物を実現することです。また循環型社会を目指し、環境負荷低減と自然との共生に取り組む必要があります。そこで本研究室は、環境性能に優れた木質構造の研究に取り組みます。木質材料は鋼材と比較して、比重が軽く加工が容易である反面、靭性に劣り、割裂、めりこみを生じる特性を有します。そのため材料および接合部の荷重変形特性を数値解析と構造実験により把握し、地震エネルギー吸収性能に優れた耐震設計法を探求します。また木質材料と鉄骨,鉄筋コンクリートとのハイブリッド構造の有効性を研究します。


研究テーマ
木質構造接合部の構造特性についての研究
変形性能を確保した高耐力壁の研究
エネルギー吸収部位を分散した耐力壁の研究
多層木造の構法開発と耐震性についての研究


社会的活動
日本建築学会正会員
日本建築構造技術者協会正会員
木質構造研究会会員


業績
グッドデザイン賞(2015、2017)
グッドデザイン賞ベスト100(2015)
T-1グランプリ2016