建築社会学・学際研究室
Photographs: Yoshikazu Nango
社会学を軸とした学際的アプローチをもとに、建築を取り巻く前提条件を問い直しながら、建築と社会、建築と異分野、専門家と非専門家、物理空間と情報空間、デザインとリサーチなどの関係性について研究しています。建築は多種多様な領域が交わるところに位置しており、それらを統合する力を有しています。「建築を考える」ことのみならず、「建築で考える」ことは、さまざまな気づきを与えてくれます。本研究室では、社会に潜在する問題の発見・分析と検証・評価を行い、都市、メディア、異分野を横断して、建築の新たな枠組みやフィールドを切り拓く活動に取り組んでいます。
研究テーマ
1.建築物および公共空間の社会的評価の指標に関する研究
2.異分野における建築的思考の活用方法に関する研究
3.非専門家に向けた新たなメディア表現による建築の伝達・翻訳手法に関する研究
4.物理空間と情報空間を横断した建築・都市に関する研究
5.東京を対象としたデザインリサーチおよび展覧会のキュレーションに関する研究
6.ひとり空間およびグラフィティを事例とした都市・建築の無名性・匿名性に関する研究
最近の著作
『ひとり空間の都市論』(筑摩書房)
『商業空間は何の夢を見たか』(共著、平凡社)
『建築の際』(編、平凡社)
『磯崎新建築論集7 建築のキュレーション』(編集協力、岩波書店)
『文化人とは何か?』(共編、東京書籍)
他
社会的活動
日本建築学会、日本都市社会学会、表象文化論学会
業績