2020 デザインスタジオ11 関連シンポジウム|修士設計を自分ゴトとして考える -創造的設計の実現に必要なこと と 法政らしさ- 開催報告


本年度よりデザインスタジオ11(修士2年生対象)を教えて頂くこととなりました、小野田泰明先生にコーディネート頂き関連シンポジウムを開催致しました。
修士設計をまとめていくにあたり、自分自身がどのような形でこれから建築界に関わっていくのか、「建築人としての自分の将来をイメージしつつ、自分ゴトとして、修士設計を考える」ことと「法政らしさ」を体得することテーマに、法政大学の建築学科を卒業され、建築設計事務所で活躍されている大村真也氏、影沢多恵氏、池田賢氏をお招きしてお話を伺いました。

開催概要
・日時:2020年10月17日(土)15:00-17:30
・場所:法政大学市ヶ谷田町校舎 5階マルチメディアホール
・開催方法:対面及びZoom配信(修士2年及び全学年の学生対象)

パネリスト
大村真也(シーラカンスアンドアソシエイツ)
影沢多恵(千葉学建築計画事務所)
池田賢(SANAA)
ゲスト
富永讓(法政大学名誉教授)
コーディネーター
小野田泰明(東北大学大学院教授)
コメンテーター
下吹越武人(法政大学教授)
赤松佳珠子(法政大学教授)
司会
鍛治瑞子(法政大学教務助手)

シンポジウムは、パネリスト方のプレゼンテーションから始まり、大学時代に学んだことと仕事へのつながり、近作の発表を交えての創造的な設計をするために必要なこと、後輩のみなさんに伝えたいこと等をお話頂きました。その後、小野田氏を交えてのクロストークへ移り、御三方の活動に共通するコラボレートすることへの考え方や、仕事と大学での教育の関係性、同級生とのネットワーク等について議論が交わされました。学生からは「個人としての10年後のビジョン」や、「これまでの10年、東日本大震災等社会の状況が変わる中での、建築と対峙する上で変わることと変わらないこと」についての質問が挙がりました。OBOGでもある法政大学教員、鍛治瑞子氏、小堀哲夫氏(法政大学教授)からも学生へメッセージを頂き、最後にはパネリスト方の先生でもあられた、富永讓氏より自分らしさを発見する場としての大学の重要性、修士設計への心構え等をお話頂きました。
シンポジウムを経て、学生のみなさんが自分の将来を想像し、自分ゴトとして修士設計をまとめ上げられることとを期待しております。
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